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株式デイトレード:『信用取引』と『空売り』恐さについてまとめてみる。

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株式デイトレードを学んでいると、「信用取引」とか、「空売り」っていう専門用語によく出くわす。


以前、元手160万円を200億円にした天才投資家(株式トレーダー)BNF氏(本名非公開)の動画をYouTubeで見たんだけど、その中で彼は資産を作り上げる段階で「信用取引」はやってはいけない、と言い切っていた。そして今も尚、「現物取引」中心で、「空売り」はほとんどやってないそうだ。


ということで、今回の記事は『信用取引』と『空売り』の意味と、その恐さについてまとめてみたい。


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『信用取引』と『空売り』恐さについてのまとめ

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信用取引の意味


信用取引はレバレッジ効果が働く

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信用取引が現物取引と大きく違うところは、「レバレッジ(てこの原理)効果」が働くことです。例えば委託保証金率が30%の場合、30万円の保証金で100万円の売買が可能。つまり手持ち資金の約3倍の売買をすることができます。もちろん、投資する自己資金は現物取引の30%でも、得られる利益は現物取引とまったく同じ。この資金効率のよさは信用取引ならではの魅力です(ただし、レバレッジ効果は損失にも表れるので注意が必要です)。



信用取引なら「買い」からだけでなく、「売り」からも取引ができる

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また、信用取引では「買い」からだけでなく、「売り」からも取引を始められます。「買い」からしか取引を始められない現物取引の場合、相場下降局面では損失が出てしまいますが、信用取引では「空売り」をすることにより、収益チャンスに変えることが可能です。この空売りでは株価が下がれば下がるほど利益が大きくなるため、相場環境が悪いときに効果を発揮します。


信用取引は証券会社によっても異なるが、やろうと思えば運用資金の3倍の取引ができてしまう。100万円の資金があれば、300万円までの取引ができてしまう。レバレッジをかけた取引は買ったときは美味しいですが、その逆で負けたときに大きな損失となってしまう。なので、デイトレ初心者は、信用取引時にレバレッジをかけない方が賢明といえる。

空売りの意味とリスク

空売りの流れを簡略化すると以下のようになる。金額は例としての値である。


投資家は証券会社から株を借り、それを市場で100円で売る。投資家は株を売った代金100円を得る。後日、当該株価が下がり市場で同じ数量の株を代金90円で買い株式を手に入れる。この90円で買った株式を証券会社に返却する。差額の10円が投資家の手元に残り、これが投資家の利益になる。


実際には投資家は売買に関する手数料のほか、株を借りたことによる貸株料を証券会社に支払う。証券会社ははじめの売却代金である100円を預かるので、その金利(日歩)を投資家に支払う。ただし売り長で株不足になった場合には金利を支払わなくてはならない場合があり、これを品貸料あるいは逆日歩と呼ぶ。


空売りでは投資家が証券会社から株を借りるので、投資家と証券会社との間に信用関係があることが条件になる。空売りのような行為は信用取引と呼ぶ。このため空売りを行うには証券会社に信用取引口座を開設する必要がある。


もし空売りした株の値段が予想に反して上昇した場合でも投資家は証券会社に株を返却しなくてはならないので、空売りした時よりも高い値段で株を買い戻さなくてはならない。この場合には投資家は損をする。空売りによる利益は倒産等による株式の無価値化の場合に最大となり、その金額は空売りを行った金額以下(上記例では100円、実際には株価は0円にはならないのでそれ以下)に限定される。


一方で株価が予想に反して上昇した場合には、損害が天井知らずという危険性を持っている。このことは「買いは家まで 売りは命まで」という格言に象徴される。決算期末の権利確定日までに現物を売りたいが同時に株主としての権利を得たい場合に空売りを行うことがあり、この場合は「つなぎ売り」と呼ばれる。


信用取引の空売りは恐いものなのか?

今日は、時々ユーザー様からお問い合わせをいただくことのある、「空売りは恐いものなのかどうか」について書いてみたいと思います。


一般的に日本では売りよりは買いが浸透しており、株初心者の方のほどんどが株取引を買いからスタートすると思います。これは、空売りを行うためには信用取引口座が必要であり、信用取引口座を開設するためには「ある程度の投資経験が必要」という証券会社の規定がありまして、株初心者の方は序盤信用取引口座を開設できないというのも1つ理由といえるかもしれませんね~。


個人的には、この信用口座開設の際に「ある程度の投資経験が必要」と明記されている点自体が、株初心者の方にとって空売りに対する恐怖心を植えつける要素なのかもしれないと感じております苦笑


まずは、空売りのリスクについてまとめてみます。

・買いは現物であれば損失の最大値が100%であるのに対して、空売りの場合、損失の最大値が100%を超える
・TOBやMBOなどが発生した場合に大きな損失が発生する可能性がある
・何かと「追い証」という言葉が頭をよぎる(ぇ


上記だけ読んでしまうと「空売りは恐い」というイメージになってしまいますが、上記はあくまで「一般的なトレード」のお話で、システムトレードのお話ではありません。


自己裁量で、「よし、レバレッジ3倍の全力で、長期保有で空売りを仕掛けよう」なんてことをしてしまった場合、レバレッジ3倍とはたとえば自己資金が300万円で900円分の空売りを仕掛けるというお話ですので、保有銘柄が40%値上がりした場合には自己資金が吹っ飛んでしまいます。


その一方、シストレでは、たとえば私の戦略ですとレバレッジ3倍の戦略はありませんので、たとえばレバレッジ1倍の戦略ですと、自己資金が300万円で300万円分の空売りを仕掛けるというお話です。しかも、たいていの戦略では1日に全力で仕掛けない時間分散型ですので、300万円中225万円仕掛けるようなイメージとなります。


つまり、保有している全銘柄が数日のうちに百数十%以上値上がりしない限りは資金がなくなるということはないですが、まずそんな事態はありません。日本株には値幅制限がありますし、システムトレード戦略は「短期保有+損切りあり」というものが多いですので(トレシズ戦略は全てそうなっています)、一般的な空売りシストレ戦略はリスク管理がしっかりしており、さらに銘柄が分散されているため、恐怖心を持たれる必要はないと思います。


確かに悪い事例で、売り保有中の銘柄がTOBでストップ高連発→50%値上がりなどといった場合が空売りの一番最悪な事例といえますが、個人的には、買い保有中の倒産→0%直行のほうがよっぽど恐いですね。(たとえば運用資金が200万円で1銘柄投入金額が40万円だった場合、売りのTOBで50%の損失が出た場合-20万円ですが、買いの倒産で100%の損失が出たら-40万円です。とはいえ、どちらも追い証などはありえません。)


実際に各戦略の値動きを見ても、今年は売り戦略の個別銘柄の最大DDは買い戦略よりも小さいぐらいです。私自身の経験上でも、ここ数年で買いで大きなDDが出た事例は2桁ぐらいあるのに対し、空売りでの大きな被害は1、2件程度ですね。


実際震災や欧州債務不安などの際に、売り戦略は非常に大きな効果を発揮しますし、私自身も売りは必須だと思っておりますので、もし売りに恐怖を持たれている方は是非上記文章を参考にしてみてくださいね。


おわりに

そりゃ、手持ち資金に大きなレバレッジをかけてトレードできる信用取引は魅力的だけど、やっぱ始めは現物オンリーでやった方がいい。



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