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ケータイやスマホの普及がもたらせた人間関係の変化についての考察

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現代的な生活において、私たちはケータイやスマホに大きく依存している。もはやケータイやスマホなしに、普段の生活ができない程のレベルに達している。仕事上の業務連絡であったり、サークル仲間との情報のやり取りであったり、学校行事の連絡であったり、遠く離れた両親の安否確認であったり、もう書き出したら切りがない。


日常生活に追われ、家族や友人との行き来が難しくなっている今日。ケータイやスマホなどのハイテク機器は、われわれ人間が人間関係を維持する上で、この上ないツールと言える。がしかし、これらハイテク機器の普及に並行して、人間本来の絆が希薄化してしまったような気がしてならない。


友人といる時、彼氏や彼女といる時、家族といる時、どんな場面においてもケータイやスマホは、他人を寄せ付けないある種の縄張りを一瞬に作り上げる。そばにいる人もケータイやスマホを操作している人に対して、プライベートを邪魔しちゃいけないと考え、黙認してしまう傾向にあるのだ。


こういった状況が今から5年、10年と続けば、今後ますます人々の結びつきや社会関係が低下し、個人の孤立化が進んでしまうのではないか。


今回は、現代社会においてケータイやスマホの普及がもたらせた人間関係の変化について書いてみたいと思う。


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交友関係におよぼした影響

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これほどまでに人間の日常生活に溶け込んだ、文明の利器といえるケータイとスマホ。もはや手放すことはできないが、これら通信機器の普及により交友関係の希薄化が加速的に進んでしまった。


交友関係が実際に目を合わせるリアルな関係から、いつの間にかインターネット繋がりの希薄な関係へと変化していったのだ。


さまざまなアプリが開発され、本来あるべき交友関係は、個人間のEメールやSMSの送受信でほとんど満たされてしまっている。また、メールを送ったが返信がない、SMSに書き込んだのに反応がないなど、実際に会えば抱くことのない不安に襲われたりするようになった。


がしかし、ケータイやスマホなどのハイテク機器の普及は、現代社会において悪影響ばかりではない。


現代の多様化する人間関係において、ケータイやスマホは、新しいコミュニケーションスタイルを確立した。たとえば、交友関係においては、「広く・狭く」、「深く・浅く」といったON、OFFが端的にはっきりした、かつバランスのよい付き合い方を可能にしてくれたのだ。

家族におよぼした影響

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ケータイやスマホなどの通信機器がもたらす最も重要な問題は、それが家族関係にも及んでいることだ。


先週末、久しぶりに家族とファミレスに行って驚いたことがあった。


当日は週末ということもあって多くの家族づれで賑わっていたが、食事中であるにもかかわらず、スマホをテーブルに置いてポチポチいじってる人の多いこと。子供がスマホをいじってても何も言わない親もいれば、親自身がスマホを見ながらニヤニヤ。


インターネットを介して繋がっている人の方が、目の前の家族より大切なんだろうか。または目の前の家族より大切な情報がネット上に転がっているのだろうか。


家族と一緒にいる時くらいスマホから少し距離を置けばいいのに。思いきって電源を切って、誰にも邪魔されず家族と向き合って時間を共有するのだ。


僕は家族と一緒にいる時はスマホの電源を切ってる。妻もそうだ。もしかすると仕事の電話が入ってくるかもしれないが、あとで留守番電話を聞いてかけ直せばいいだけ。「バッテリー切れてた」と一言いえば事が済む。


Facebook、LINE、Instagram、Twitterなんて一人でいる時とか友人と一緒の時に楽しめばいい。スマホに縛られず、家族との今その瞬間をもっと大切にすべきではないだろうか。


高度経済成長期(1970年前後)の日本では食事中のテレビは御法度だった。しかし今ではほどんどの家で食事中にテレビがついてる。同じように食事中にケータイやスマホをいじることが当たり前の時代になってしまうのか。


僕が子供の頃は兄弟や親との会話に夢中になって「静かに食べなさい」と、よく叱られたものだ。ケータイやスマホのない昭和、今となっては人間味のある良い時代だったとしみじみ思う。

おわりに

キーワードは「バランス」。現代社会に生きる我々は、ケータイやスマホに必要以上にのめり込まないという、自分の意志や感情、欲望をコントロールする自制心が要求される時代に突入しているといえる。



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