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介護事業は書類管理の残業が多く、なかなか人件費を削減できない。

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介護事業のお客様は高齢者。そして今後その高齢者は年々増えていく。商売としては見込み客が増えていくのだから、この介護業界を知らない人にとっては、うらやましい話だと感じるにちがいない。しかし、(やってみれば分かるが、)実際のところ、そんなに甘い業界ではない。


特に小規模で運営しているデイサービスは経営を成り立たせるための収入減が限られているため、人件費を切り詰めなければやってはいけない。ぶっちゃけた話、正社員を雇ってぬくぬくとやっていくだけの余裕なんてないのだ。


昨年の介護保険改正によって、閉鎖を強いられた小規模デイサービスの多くは「お泊りデイサービス」。これまでと同じことをやっているのに約20%の収入減になったのだから、そりゃ経営者も赤字が出ないうちにと閉鎖の道を選んで当然かもしれない。


これはお泊りデイサービスだけでなく、リハビリ型の短時間の小規模デイサービスや訪問介護事業所にも当てはまります。ぶっちゃけた話、今現在、経営的にはとても厳しく、うま味のない事業なのだ。今後は利用者をこれまで以上に増やし、コスト(特に人件費・残業)を削減して乗り切るしかない。


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書類管理が残業を生む現実

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書類管理のための残業が経営を圧迫

介護事業は書類の管理が多すぎる。とくに計画書の作成義務がとても厳しく、作成を怠った時には全額返還になったり、最悪の場合は指定取り消しになったりすることもあり得る。事業所存続のために人件費を抑えたいのに、書類作成のために残業が発生し経営を圧迫する。

事業所の規模に見合った書類様式

私見ですが、そもそも目標や短期計画そして長期計画なんて高齢者に必要なのか疑問です。介護保険がスタートする前に社会福祉協議会で使用された書類様式を現在も使っているようですが、もっと簡素化して事業所の規模に見合った様式に変更してもよいのではと思う。

資料

平成26年度における介護事業経営実態調査結果を見つけたので添付しておきます。(必要に応じてダウンロードしてお読みください)
平成 26 年介護事業経営実態調査結果の概要(案)

今日の気づき

以前、福祉指導課の職員に「なぜ儲からない介護事業を始めたのですか」と問われたことがある。冗談半分で言ったのかもしれないが、私はこの問いで、そもそも介護事業というものは儲からないようにできているんだと確信した。私の場合は介護保険適用外のサービスを経営の柱に置き換えたのでそれなりの利益は確保できているが、そうでない事業所はこれから本当につらい経営を強いられることになる。


以前私が書いた記事を紹介しておきたい。参考になれば幸いです。



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