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Summary of Thinking and Knowledge

デリカシーのある宣伝文句でないと、心も体も若い団塊世代は見向きもしない

雑記

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一昨年くらい前から「認知症予防」と銘打って、団塊世代の集客を目的としたチラシを頻繁に見かけるようになった。実は「認知症予防」という文句では、元気で活発な団塊世代を大きく集客することはできない。心に響かないからです。


実際うちのお店でも同じようなチラシを打ったことがありますが、反響はゼロ。その結果に愕然としたのを覚えています。


「認知症」という言葉、まだまだ心も体も若い団塊の世代にはピンと来ないのかもしれません。同じような過ちは数多く日本のマーケットにはびこっています。デリカシーのある宣伝文句でないと、心も体も若い『団塊世代』はそっぽを向いてしまうのです。


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先日、興味深い記事を見つけたのでシェアします。

【デリカシーのある宣伝文句でないとそっぽを向く】

団塊世代の新しい生き方に、マーケットはとにかく鈍感です。高齢者雇用安定法の改正で65歳までの定年延長となる前は、「2007年問題」といわれていて、そこをめがけて2005年くらいに多くの企業で“団塊世代プロジェクト”が動きましたが、ふたを開けてみれば介護ベッドや高級老人ホームといった業種ばかりで、20年ズレがあるなと感じました。 


どうしてそういうことが起きるのかというと、商品開発を担当しているのが30代から40代の人たちだからです。そもそも彼らは、「シニア」「シルバー」「セカンドライフ」といった言葉で私たちをターゲティングしようとします。しかし団塊世代は活字の信奉者ですから、言葉にとても敏感です。そうした安直な単語でくくられると傷つきます。もっと別の言い方があるだろうと。


以前、テレビ番組の制作会社にいる40代の男性が、「シニア」をターゲットにした番組をつくりたいとアドバイスを求めてきたことがあります。そのとき「60代の恋愛を描いたらどうか」という話になったら、彼は「そんなの不潔だ」と言うのです。“シニアプロジェクト” の決定権を持つ世代が自分の親世代に対しては保守的で、恋愛やおしゃれや好奇心に対して無理解なのです。


商品の値づけについても「わかってないなぁ」と思うことがあります。ある酒造メーカーの30代後半の男性の開発責任者は、団塊世代が若いときにはやったお酒のリバイバル商品に安値をつけました。「会社をリタイアしたら高い酒は飲めないだろう」と考えたらしいのです。その話を聞いたとき、団塊世代は、かつて愛したお酒に安値をつけられたら青春をバカにされた気がするだろうなと思いました。その点サントリーは巧みでした。団塊世代の「出世酒」といわれた「オールド」をリファインした「ザ・オールド」を2006年に発表したとき、価格を下げる一方で、「日頃のご愛顧に感謝をこめて」とアプローチし、団塊世代のスターである井上陽水を起用しました。デリカシーがあるんですね。ハイボールが再び脚光を浴びているのも同様の配慮があるからだと思います。



その年にならないと分からないことってよくあります。特に20代、30代、40代は「団塊世代」の気持ちを理解するのは難しいと言われています。1970年以降に生まれた起業家がシニアビジネスで起業するなら、その類の情報をネットでかき集めたり、書籍を紐解いたりして知識を詰め込んだあとに起業すべきです。そうすることで失敗するリスクを減らすことができます。


senior-business.hatenablog.jp


今日の気づき

65歳以上を高齢者とすると、今後「団塊世代」は高齢者層の大きな比重を占めることになり、社会に対して多大な影響を与えることになります。消費税を10%にするとかしないとか、そんなんじゃなく、団塊世代がお金を銀行に寝かせていられない、お金をどんどん使いたくなる商品やサービスを企業がどんどん開発、そして販売することによる税収だけでもとんでもない数字になります。だって「団塊世代」が持っている金融資産は半端ではありませんから。日本の個人金融資産1600兆円のうち、「団塊世代」だけで200兆円近くを保有するという試算もあるくらいです。ちなみに、今年度の国家予算・一般会計(主に税収)の総額は95兆8800億円ですから、その大きさがお分かり頂けると思います。


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