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Summary of Thinking and Knowledge

英語学習における前置詞の考え方と勉強方法についての考察

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海外旅行へ行って英語を話すときに前置詞を間違えたからといって完全に意味が通じないわけではありません。しかし学生の場合、正確に前置詞を理解していないと(記憶していないと)点数が取れないので、しっかりと腰を据えて勉強しなければなりません。


前置詞はどちらかというと地味な単語で、その名のとおり「前に置く詞(ことば)」です。in、on、from、about、to など、日本語にすると「~の」「~を」「~へ」「~のために」「~から」「~について」などのように訳されます。ただ日本語だけで意味をとらえようとすると無理が生じてくるので、日本語を母国語とする私たちには少々やっかいな英単語といえます。


前置詞を理解する上で大切なこと、それは日本語訳ではなくイメージでとらえること!


英語は好きだけど前置詞はちょっと苦手だという人の多くは、日本語訳ばかりに気を取られ、イメージで前置詞を理解していない。


例えば、

She usually sits on the chair.(彼女は普段その椅子に座っている)
She usually sits in the chair.(彼女は普段その椅子に座っている)

という二文を考えてみる。


どちらが正解かというと・・・


これはともに「彼女は普段その椅子に座っている」という意味で、on でも in でもどちらも正解なのだ。


「on」はアームのない丸椅子、そして「in」はアームのある椅子をイメージしてもらえばいい。このように、「in」でも「on」でも日本語に訳すと同じだが、椅子のイメージが異なるのだ。


そうなのだ!イメージなのだ!!


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多くの有識者たちが、前置詞はイメージとともに覚えることが大切だとおっしゃっています。ここで興味深い記事をシェアしたい。


前置詞のイメージは中学生用の英和辞典がベスト

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単語を引けば5回のうち1回ぐらいは、語義を最初から最後まで「読む」。そしてその単語の語感をつかむ。その後、英語の文脈に沿って日本語に訳出する。具体から抽象へ。抽象から具体へ。辞書は引いて覚えるだけのものではない。もちろん、語学の修得には丸暗記が必要な時期もあるが、辞書を読んで論理的思考を鍛えないことには、本当の語学力は身に付かないと澤井さんは言う。


抽象化と具体化についての話がひとしきり続いた後、澤井さんが「これはとてもいい辞書です」と言って取り出したのは、中学生向けのジュニア・アンカー英和辞典(学研)だった。


「別にこの辞書でなくてもいいのですが、言葉の本質を学ぶ上で、中学むけの辞書ほどいいものはありません。中学生にも分かるように書いてあるので、説明が簡潔で具体的です。もちろん、大人が使うにしても、素晴らしい辞書であることに変わりはありません」


ためしにonを引いてみる。「物の表面に接触していることを示す語」であることが理解できるように、"on the wall" "on the street" "on the chair"のイラストが描かれている。さらに、overや aboveとの違いがイラスト付きで説明されている。高校で使用されている辞書は、この違いを文字でしか説明していないので、読まない人も多いという。その点、中学生向けの辞書は、図解入り、色刷り、見て楽しいレイアウトと、理解を助けようとする工夫が随所に施されている。


こんな辞書を何度も引く。そうすれば、大人も英語を独習することができると澤井さんは言う。「これを徹底的に引いて、読む。後はこれの応用です。そしてもう1冊、専門用語や時事用語など語いが豊富な辞書を買えばいいのです」


愛着のある辞書を手放せず、いつまでたっても古い辞書を使い続ける人も多いが、「辞書は、新しければ新しいほどいい」と澤井さん。出版された時点で、すでに10年は古くなっている。最近出版された辞書ほど、現在使われている語義を収録している可能性が高いからだ。


和英辞典に関しては、英和辞典と併用して使うことを勧める。例えば、和英で「認める」と引いて、recognize、admit、acknowledge、confessと出てきても、各々のニュアンスの違いが分かりにくい。英和辞典でそれを確認しないことには、自分の意図する文にならない恐れもあるからだ。


辞書は徹底的に読む。「一冊の書物なのだから」と、澤井さんは結んだ。



前置詞は英語の全体像を知ることができる品詞

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前置詞は、英文法上非常に英語らしく、原始的な品詞と言えます。これはJohn gave Mary a book.(ジョンはメアリーに本をあげた)という英文を名詞表現にしたときに、前置詞が現れることから理解できます。この文の名詞表現は、the gift of a book to Mary by Johnとなるのです。


つまり、「・・・が」にあたる主語はby …で、「・・・に」にあたる間接目的語はto …で、「・・・を」にあたる直接目的語はof …で表わすことができるのです。その他の「てにをは」、例えば、起点を表す「・・・から」は主にfrom …で、道具を表す「・・・で」は主にwith …で表さざるを得ません。それだけ前置詞は重要だということになります。


前置詞は、名詞の前に置かれるので「前置詞」という名称を持っています。そして、生き物のごとく名詞同士の関係を活性化するので、「善血詞(ぜんちし)」(英文内の善なる血のような品詞)であり、前置詞を理解することにより英語全体も理解できるようになるので、「全知詞(ぜんちし)」(英語の全体像を知ることができる品詞)であると言えます。



前置詞を理解するための一冊


では、英語を母国語とする人たちはどういう風に前置詞を覚えているのだろうか?興味深い記事をもう一つ見つけたのでシェアします。


英語を母国語とする人たちの前置詞の覚え方

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「句動詞」とは「一般動詞+前置詞」の事をさします。例えば、「get up」(=起きる)、「look after」(=世話をする)、「take off」(=脱ぐ、取る、離陸する)等は全て句動詞です。


私の意見では、英語ネイティブは母国語(つまり英語)を使って会話する際に、「故意に前置詞を選んでいる」というわけではありません。英語ネイティブは前置詞を使う際に句動詞としてセット(動詞+前置詞)で使います。


つまり、前置詞のルールを考えずにシチュエーションに合わせて自然に句動詞(フレーズ)として使います。殆どのネイティブは前置詞のルールを分かっていないと思います。実は私も前置詞に関する「ルール」をよく調べます。つまりそのくらい自然に使っているというわけですね^^


私達英語圏のネイティブスピーカーは子供の頃からずっと英語を聞いて、動詞と前置詞をセットで覚えてきました。覚えたというよりも「自然に吸収した」という言い方が正しいと思います。(その点に関しては日本人の子供が自然と日本語を覚えた原理と同じですね^^)


上記の話は私の意見ですが、「セット(一般動詞+前置詞)として覚える」という意見は最近の言語学の研究結果によって証明されています。

言語学という分野の中には「言語獲得学」という専門分野があります。言語獲得学を研究している言語学者は、「子供はどうやって母国語を覚え使えるようになるのか?」という研究をしています。


この研究によると、ネイティブの子供は「単語」ではなく、「chunk」(「チャンク」=フレーズ、決まり文句、表現)を聞いて言語を覚えているそうです。




今日の気づき

やはり英語を母国語とする人たちのように、前置詞が使われているフレーズを覚えて、その前置詞がいったいどういう役割を果たしているのかを一つ一つ理解していくことが大切ではないか。「見て」、「聞いて」、「考えて(イメージして)」丸ごと暗記!といった少し原始的な学習法がいいのかもしれない。



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