LIFEWORK LOG

Summary of Thinking and Knowledge

今の介護制度では介護施設の減少と就労者の介護職離れが加速する

f:id:office-ebisu:20150926112350j:plain

団塊世代があと5年で全員70歳以上になる。高齢化がますます進む日本、今の介護制度では絶対もたない。なぜなら介護施設は減少、そして景気回復に伴う就労者の介護職離れが進んでいるからだ。


介護は人ありき。
もう一度言います。
介護は人ありき。


介護は人がいない状況では立ちいかない。なのに本年4月からお国は介護報酬を引き下げ、また利用者の介護度を下げることで国からの支出を抑えようと必死になっているように見える。


今回のような介護報酬引き下げに関して、私は開いた口がふさがらない。ぶっちゃけた話、介護報酬の7~8割は人件費なのだ。お国はその事実を分かっていながら介護報酬を引き下げた。ほんとあきれ果てて笑ってしまう。


勘違いしないでほしいのは、別に私は介護報酬を上げてほしいと願っているわけじゃない。そりゃ上げてくれたら嬉しいけれど、現実それができないなら介護施設に関しては通信費や水道光熱費を優遇するとか、人員要件を緩和するだとかいろいろ打つ手はあるように思うよ。


要は経営者にしてみれば、別に介護報酬が下がっても、出ていくお金(経費)が下がれば残るお金は同じなんだよ。


また、お役人の強圧的な指導監査体制ではなく、こんな低い報酬で施設を運営してくれてありがとう、みたいな感謝の気持ちを気休め程度でいいから態度で示してほしいよ。どんな業界でも持ちつ持たれつで成り立っているものなのにね。あ~ヤダヤダ。


スポンサーリンク



団塊の世代があと5年で全員70歳以上!今の介護制度では深刻なマンパワー不足を引き起こす

団塊の世代があと5年で全員70歳以上になる。介護制度もこれからいろいろ変わっていくんだろうけど、加速的に改善されなければ誰が考えても深刻なマンパワー不足になるのは明らかだ。


介護による家庭崩壊・・・
ヤバいよ!ほんとにヤバいよ!!


senior-business.hatenablog.jp
senior-business.hatenablog.jp


介護施設もどんどん減ってきている

介護職に就く人が減ってきたら施設運営はできません。

介護事業者の経営破綻が急増している。東京商工リサーチによると、今年1~6月の倒産件数は前年同期比約5割増で、年間では過去最多を更新する勢いだ。高齢化で介護需要は高まっているが、人手不足に伴う人件費上昇と建築費高騰が経営を圧迫している。4月から介護報酬が2.27%引き下げられた影響でさらに増える可能性もある。1~6月の介護事業者の倒産(負債額1000万円以上)は41件で、前年同期を46%上回った。


資料

必要に応じてダウンロードしてお読みください。

老人福祉事業者の倒産、2年連続で過去最悪の水準


おわりに

こういった介護業界で、介護職に就こうとする若者はいるだろうか。若者に限らず介護業界へ転職しようとする30代、40代、50代はいるのだろうか。そして介護業界へ参入しようとする起業家はいるのだろうか。最近では、あのイオンが介護業界に参入ということで少し話題になったけど、そもそもイオンは営利企業なので利益が出なくなったらスパッと撤退、なんてことも大いにあり得る。スパッとね。規模がでかくなったあとでスパッといかれたら利用者はどうなるのだろう。考えるだけでゾッとして寒気がする。



BACK TO TOP

©2014-2017 LIFEWORK LOG, All rights reserved.