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介護職員の所得を『処遇改善加算』で改善しようなんてナンセンス

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介護職員の所得を処遇改善加算で改善しようなんてナンセンス!私は介護職員の所得は処遇改善加算ではなく、介護報酬によって改善されるべきものだと思っている。


しかし私の考えとは裏腹に、本年4月からの介護報酬改正では、「処遇改善加算」制度により介護職員の月給を1万2000円加算できるようになるが、それと同時に、今回の制度改定では事業所に入る介護報酬は逆に引き下げられる。


これはどういうことかというと・・・


売上は減りますが、従業員の所得は上げてください。


ということです。


毎月の給料が上がっても、事業所の利益が目減りすれば、それは介護職員のボーナス減額にダイレクトに繋がることをお国は分からないのだろうか。


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処遇改善加算とボーナス支払いの義務

赤字が続いてしまい、事業の継続が難しくなっているような場合を除き、ボーナスなどを減らすことを認めない!とお国はいっているが、店舗改装や補修費などの施設運営に関わる積立金については、黒字分から出てくるわけで、そういった費用よりも職員の方へ優先的にお金を回せということになる。


極端な話、ボーナスを減らさなきゃいけない事業所はこの業界から去ってくださいと言っているのと同じだ。


処遇改善加算の不要論

介護職員の所得を上げるのはお国ではなく個々の事業所。純粋に介護報酬を上げれば処遇改善加算など必要なく、事業主も余裕をもって介護職員の月給やボーナスを上げることができる。こういった類の加算はバックに大手の病院が付いている事業所以外は何の役にも立たないのだ。


介護職の給料にまつわる『気になる記事』

介護職の給料について気になる記事を見つけたのでシェアしたいと思います。

【専門性、理解されにくい現実】


まず厚生労働省の統計を調べた。福祉施設の介護員の月給は2014年の全国平均が常勤で21万9700円、訪問介護員(ホームヘルパー)は22万700円。全産業平均の32万9600円より約11万円低い。介護計画を作るケアマネジャーも26万2900円と全産業平均を下回っていた。


非常勤ではホームヘルパーの時給が1339円と全産業の1041円より高い。ただ訪問軒数と実働時間に限りがあり、1日の平均労働時間(3.8時間)と月平均労働日数(16.1日)を考えると1カ月あたり約8万2千円。全産業は約9万2千円だ。


勤続年数や学歴をそろえるとどうか。福祉分野の勤続5~9年では男性は高卒、大卒ともすべての年齢層で全産業平均よりおおむね低く、大卒の女性も低かった。高卒の女性はすべての年齢層で全産業平均と同等以上だった。


「現場で働く人に聞いてみよう」。章司は奈良県内のグループホーム(認知症対応型共同生活施設)で働く介護福祉士の佐藤美枝子さん(仮名、46)に聞いた。月給は16万円前後。同県内の全産業の同じ年齢層の女性平均を7万円以上下回る。「入浴や排せつの介助、月4~5回の夜勤など仕事のわりに給料が少なすぎます」。佐藤さんは夫と2人の子どもの4人暮らし。「辞めたいと思ったこともありますが、利用者の『ありがとう』の言葉で続けています」


専門職のケアマネジャーにも聞こうと、章司は神戸市で働く山下幸司さん(仮名、33)に会った。月給は20万円台後半。兵庫県の同じ年代の男性平均は31万5200円だ。「利用者にどこまで支援が必要か、身体や心理面の様々な情報を収集するなどしてケアプランを作るのが主な仕事です。今後も専門性を生かしたいのですが、今の給料で妻と2人の子どもを養うのは難しく、転職する可能性もあります」と山下さんは明かした。


介護職の離職率は約17%に低下し、全産業(約16%)に近づいてきたが、有効求人倍率は1月に2.60倍(全産業1.14倍)だ。政府は4月から介護職員の賃金を月1万2000円上げる方針だが、不十分との声は多く、同じ介護分野でもケアマネジャーや生活相談員は対象外だ。


記事の感想

そもそも事業所に入ってくる介護報酬が少ないからこのような状況に陥っている。また、同じ介護業界、同じ施設で働いているケアマネージャーや生活相談員が、処遇改善加算の対象外になっていることが信じられない。介護職員だけ12,000円の昇給なんて、誰が聞いてもおかしな話だよ。

おわりに

今後、この介護業界はどうなっていくのか?ほんとうに先が思いやられる。さっさとこんな業界に見切りをつけて、新しい商売を!と考えているデイサービス経営者も少なくないと聞く。私の場合は、黒字のうちは事業を継続、赤字になったら即撤退。みんな同じか(笑)



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