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谷川俊太郎の『生きる』:NICUとGCUに4ヶ月間通った思い出

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わずか800gほどでこの世に生を享け、今では5歳。身長も体重も平均値を超えています。今となっては懐かしいですが、NICUとGCUに4ヶ月間通いました。週に一度、医師からの手術の予告。精神的に苦しい日々が続きました。


幸いにも手術することなく退院でき、この子の持って生まれた“強さ”だと思います。今となってはすべて良い思い出です。今日の写真は退院時のもの。私の大好きな一枚です。


そして、今日は私の大好きな詩もご紹介したいと思います。


谷川俊太郎の「生きる」です。

生きる(谷川俊太郎)
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと


生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そしてかくされた悪を注意深くこばむこと


生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ


生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと



生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

生きる

生きる


谷川俊太郎「生きる」朗読



おわりに

今日もお読みいただき本当にありがとうございます。妹に追い回され、笑いながら逃げる息子の姿が愛らしい今日この頃です。



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